踊 |
音 | 【漢音】ヨウ 【呉音】ユ、ユウ |
訓 | おどる, おどり, あがる |
解 字 |
会意兼形声。 用は、つきぬけるの意を含む。 踊は「足をふんばる人+音符用」で、人がとんと地面をつきぬくようにふんばり、その反動でとびあがること。 |
意 味 |
(1)おどる(をどる)。とんとふんばって上にとびあがる。転じて、勇みたつ。 《同義語》⇒踴。「踊躍(=勇躍・踴躍)」 (2)(ヨウス)中国で、喪式のとき、悲しみをあらわすために、足ぶみしておどりあがるようすをする。 「三踊於幕庭=三たび幕庭にて踊す」〔春秋左氏伝・哀八〕 (3)あがる。物の値段がずんと高くなる。「踊騰(物価がはねあがる)」「踊貴」 (4)はきものの、すねをおおう部分。長ぐつの筒の部分。 《類義語》⇒筒。「靴踊(カヨウ)」 《日本語での特別な意味》 おどる(をどる)。おどり(をどり)。歌や曲にあわせて、感情や場面をあらわすために一定のしぐさをする。また、その一定のしぐさ。 ▽神楽(カグラ)・念仏踊り、民間の行事、歌舞伎(カブキ)などに由来し、近年はバレエをも含む。 |
家 族 | 涌(ヨウ)(水がとびあがる→わく)・勇(とびあがっていさみたつ)と同系。また、動(ドウ)(上下にうごく)とも縁が近い。 |
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