糾 |
音 | 【漢音】【呉音】キュウ(キウ) |
訓 | あざなう, よじる, よりなわ, よじれる, まとう, ただす |
解 字 |
会意兼形声。 右側の字(音キュウ)は、二本のひもをよじるさまを描いた象形文字。糾はそれを音符とし、糸を加えた字で、ひもをあわせて一本によりあわせること。 |
意 味 |
(1)あざなう(あざなふ)。 よじる(よづ・よぢる)。ひもをよりあわせる。 また、転じて、人々をひとまとめに寄せ集める。「糾合」 (2)よりなわ(よりなは)。 よりあわせたなわ。 (3)よじれる(よぢる)。まとう(まとふ)。 何本ものひも状のものがよじれる。また、中心となる物にいくすじもがまといつく。 「糾紛(よじれて乱れる)」「糾纏(キュウテン)」 (4)ただす。 横にそれないように、中心に向けて締める。 《同義語》⇒糺。 《類義語》⇒絞。「糾察」「以五刑糾万民=五刑を以て万民を糾す」〔周礼・大司寇〕 |
家 族 | 叫(のどを締めて金切り声を出す)・求(中心にむけてぐっと締める)などと同系。 |
参 考 | 「糺」の代用字としても使う。「糾・糾弾・糾明」 |
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