彦 | |
「美士にして彣(いろどり)あるなり。彣+厂声」 ・・・ 彣(ヒン)とは「文質彬々(ヒンピン)」の彬と同じく、彩りの美しいこと。 彡印はもようを意味する記号として、彩・形・彫・彰などに用いられる。 <詩経、羔裘>の「邦の彦なり」とはその用例。 女には娥(美女)といい、男には彦(美男)という。対転に当たるコトバである。かどあるさまに整った姿の男。
※ 『漢字語源辞典』(学燈社) p.593
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音 | 【呉音・漢音】ゲン 【ピンイン】yan4 |
訓 | ひこ |
解 字 |
会意兼形声。厂(ガン)は、厂型にくっきりとけじめのついたさま。 彦は「文(模様)+彡(模様)+音符厂」で、くっきりと浮き出た顔の男。 |
意 味 |
(1) ひこ。くっきりとひいでた顔をした男。美男子。 (2) 才徳のすぐれた男。 |
家 族 |
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