議 | |
「語なり。言+義声」 ・・・ 我─吾 がよく似ているように、議─語 も同系であると考える公算もある。しかし朱駿声が「事の宜しきを論ずるなり」と解したのが妥当であろう。宜と同系のコトバで、誼・議は通用する。
※ 『漢字語源辞典』(学燈社) p.592
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音 | 【呉音・漢音】ギ 【ピンイン】yi4 |
訓 | はかる |
解 字 |
会意兼形声。 義(ギ)は「羊(形のよいひつじ)+音符我(かどばったほこ)」からなる会意兼形声文字で、かどめがついてかっこうがよいこと。 議は「言+音符義」で、かどばって折り目のある話のこと。 |
意 味 |
(1) (ギす)はかる。かどめをつけて話しあう。理屈・筋道の通った相談をする。 《類義語》 ⇒ 論。 「議論」「評議」 「議之而後動=これを議りてしかる後動く」〔易経・繋辞上〕 (2) (ギす)あれこれと、理屈や文句をつける。「非議(=誹議)」 「天下有道、則庶人不議=天下に道有れば、則ち庶人議せず」〔論語・季氏〕 (3) かどばった正式の相談。また、それによって出された結果。「決議」 (4) 文章の様式の一つ。物事の可否についての意見を述べた文章。「奏議(上奏する議論の文)」「駁議(ハクギ・バクギ)」 |
家 族 |
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